上沼恵美子に視聴者ブチ切れ? M-1審査に「聞いててイライラする」

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   「M-1グランプリ 2017」で審査員を務めたタレントの上沼恵美子さん(62)の「酷評コメント」に、インターネット上で「聞いててイライラする」「いや正論だよ」と賛否両論が巻き起こっている。

   上沼さんがバッサリと切り捨てたのは、決勝10組のうち最下位に終わった「マヂカルラブリー」と、9位の「カミナリ」の2コンビ。特にマヂカルラブリーに対しては、「よう決勝に残ったな」などとキレ気味に捲し立てる一幕もあった。

  • 上沼さんのシングル「あかんたれ」(テイチクエンタテインメント、2015年発売)
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優勝は「とろサーモン」

   2017年12月3日、テレビ朝日系で生放送された「M-1グランプリ」。芸歴15年目で初めて決勝にコマを進めた「とろサーモン」が、エントリーした若手漫才師4094組の頂点に立った。

   大会で審査員を務めたのは、オール巨人さん、春風亭小朝さん、渡辺正行さん、松本人志さん、博多大吉さん、中川礼二さん、上沼さんの計7人。決勝に残った10組が順にネタを披露するファーストラウンドでは、審査員がつけた点数の合計得点(1人100点=合計700点)を競った。

   まず上沼さんの火が点いたのは、2組目に登場した「カミナリ」。実は、昨16年の同グランプリでの審査で、上沼さんはカミナリに81点という低評価をつけた(他の審査員4人の平均は90点だった)ことで話題になっていた。

   ネット上では「因縁の対決」などと騒がれていたが、上沼さんは今回のカミナリのネタに90点という高得点(7人の合計は618点、他6人の平均は88点)をつけた。審査についてコメントを求められると、まず「去年、私低かったでしょ。カミナリの得点。でも、今日のはネタがとっても好き!」と高評価。しかし、

「ただ、叩いて笑いが来ないのは...。あのドツキは要るんやろか。叩いてからツッコむというのは要らないと思う。もうクセになってる。これ(どつく仕草をしながら)なしでもドッと(笑いは)来ます」

と指摘。カミナリのネタの大きな特徴である「どつき」を全否定したことに、MCの今田耕司さんも「すごい一石を投じられましたね...」と困惑気味で返していた。

   こうした「公開指導」に反感を抱いた視聴者もいたようで、ツイッターやネット掲示板には放送中から、

「上沼恵美子が、カミナリのスタイル全否定してて『ん?』ってなった。あの否定は審査員がすることじゃないだろ」
「カミナリのどつき芸についてどつく必要ないって言うのナンセンスすぎる」
「『どつくのやめろ』とかパワハラもいいとこだろ」

との書き込みが続出することになった。

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