「温度差がすごかった」
目の前で起きる火災から逃れ、まだ鎮火にも至っていない状況だった。この時の心境について、妹尾さんはツイッターやブログで「頭大丈夫ですか?」「適切な発言ではないと感じました」と違和感を示している。またJ-CASTニュースの取材に、
「ふざけているのかな?と思ってしまいました。びっくりしました。どういう気持ちで話しているのだろうと」
と困惑したように明かす。そのスタッフの様子については
「話す勢いがすごかったです。ご自身が動画を得られそうだという状況で舞い上がっていたようにも見えました。会話していて自分との温度差がすごかったです」
という。また「報道の記者の方はこれが仕事なので、お気持ちは分からなくはありません。ただ、言葉をもう少し選べなかったかなと思います」と話していた。
J-CASTニュースが4日、テレビ朝日に対し、妹尾さんが今回のブログで明かしていたようなやり取りがあったかについて事実確認を求めたところ、「テレビ朝日が現場取材をしたことは事実です。尚、取材の過程については従来お答えしておりません」との回答だった。
妹尾さんによると、幸い祖母の家と火災があった倉庫の間には駐車用のスペースがあり、消火活動も進んだことで、家への延焼は免れたという。消防隊から住居内に入ってよいと指示が出たのは3日12時ごろ。4日昼の取材時点で火事の臭いがまだ残っているものの、祖母ともどもケガはなく、家で生活できていると明かした。
なお、妹尾さんは火災の動画を撮影・アップしたことに「不謹慎ではないか」との意見が一部で出ていたことについて、ブログで説明。火災の状況を動画に残し何かの役に立てればという思いがあったことや、離れて暮らす家族に状況を知らせるためだということを、撮影の理由にあげた。また、アップしたのは動画を見た人に火事への防災意識を持ってもらえればという思いがあり、あわせてテレビ局スタッフの発言に違和感を覚えたためだとしていた。