「2017年ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれた「忖度(そんたく)」。発表・表彰式には「忖度まんじゅう」を企画販売する会社社長が登壇し、売れ行き上々であることを明かした。
一方、コンビニ大手・ファミリーマートは、その名を冠した弁当「忖度御膳」を2017年12月1日から販売しているが、コンビニ店員を名乗る人物がツイッター上で「売れてない」「廃棄」などと暴露。ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)の広報部にその真偽を取材した。
「廃棄」も「完売」も把握
「忖度御膳」は「年の瀬にふさわしい話題性」のある商品として企画開発されたもので、現在の弁当ラインナップのうち最高額798円(税込)の高級弁当。金目鯛やのどぐろなどを使用した和風弁当で、「めでたい(鯛)」「ゴマすり(胡麻和え)」「そんたくあん(たくあん)」など、8つの具材にそれぞれ「忖度メッセージ」が込められている。
11月上旬、ファミリーマート公式ツイッターが商品化希望のアンケート調査を実施したところ、「忖度」が6万超えの票を集め、「けものフレンズ」に2倍以上の差をつけた。実際に商品化されることが発表されると、「まじで売るんか...」「気になる」「美味しそう」と話題になっていた。
ところが蓋を開けてみると、ファミリーマートのコンビニ店員を名乗る人物らが、
「忖度弁当全く売れねーじゃねーかばああああああああああか!!!!!」
「2日で13個中12個廃棄」
「こちらも、全然減ってませんでしたw」
とツイッター上で「暴露」し始めた。一方で、「完売だった」と報告するツイッターユーザーも相次いでおり、情報が入り乱れている状態だ。
J-CASTニュースが12月4日、ユニー・ファミリーマートHDの広報部担当者に取材したところ、上記のような声については把握しているが、「お店によって状況が異なるので一概には言えない」とのことだった。売り上げについては「忖度御膳」に限らず、公表していないという。