【所さん!大変ですよ!】(NHK)2017年11月30日放送
驚異のダイエット効果! キクラゲ・マジック?
たった1年で26キロの減量を成功させた「キクラゲ鍋」とは!? 今、キクラゲを自宅で栽培して食べる人が全国で増えている。
キクラゲは健康や美容に効果があるだけではなく、一家を幸せにするパワーも秘めている。キクラゲ・マジックの謎に迫る。
キクラゲ栽培で思春期の娘と父親の仲が「幸せ」に
番組では冒頭、キクラゲのおかげで「幸せ」になった一家を訪ねた。大阪市に住む鮫島哲也さん宅。市販の栽培キットを使い、家の居間でキクラゲを栽培していた。黒い塊がかなりグロテスクに大きく成長している。これがどうして「幸せ」の元に?
鮫島さん「思春期の娘の七海(ななみ)が私の相手をしてくれなくなったのです。しかし、キクラゲを七海と一緒に栽培しているうちに親子の会話が増えました」
七海さん「最初、キクラゲは気持ち悪かったですが、美味しく食べているうちにだんだん可愛くなりました」
キクラゲは霧吹きで菌床に水をやるだけで、驚くほど増える。栽培キット2つ分で、毎日収穫して食べられるほどだ。鮫島家では、キクラゲをさっと湯通ししてゴマ油で食べる刺身にしたり、天ぷらにしたりしている。
鮫島さん「味にくせがないので、料理レシピは無限にあります。食べて健康になれるだけでなく、食卓で食べているうちに、次はどんな料理に使おうかと、会話がさらに増えました」
番組でツイッターを調べると、風呂場や台所、居間、ベランダなど自宅でキクラゲを栽培する人は非常に多い。栄養もキノコの中ではずば抜けた存在だ。文部科学省の日本食品標準成分表(七訂)によると、カルシウムがシラス干しの1.5倍、そのカルシウムの吸収を助けるビタミンDはシイタケの50倍、食物繊維はキャベツの10倍もある。キクラゲブームは自宅栽培だけでなく、キクラゲ・ドリンク、キクラゲ化粧水などにも広がっている。マーケティングライターの牛窪恵さんがこう語った。
牛窪さん「いま、キノコで美容と健康を手に入れようとする『菌活女子』が増えています。キノコ料理専門のフレンチレストランや、薬膳キノコ鍋の中国料理店がにぎわっています」