10人に1人がかかるといわれる「産後うつ」。母親とその家族を対象に広く知ってもらおうと、文京学院大学は2017年11月22日、産後うつを予防するため、リーフレットと動画を作成し、ホームページ上(https://www.u-bunkyo.ac.jp/faculty/health/2017/11/20171122.html)に公開した。
リーフレットは全国の市区町村などに無料配布されるほか、同大学のホームページからもダウンロードできる。
産後の母親の心境変化と危険度をわかりやすく
同大学の発表資料によると、リーフレットは産後うつ問題に詳しい広尾レディースの宗田聡院長をはじめ、多くの保健師、助産師の協力を得て作成した。折りたためば、ちょうど母子手帳に挟んで携帯できる大きさにした。産後うつ予防のための「知識編」「生活変化編」「心理編」など、イラストを多用して分かりやすく説明。また、産後の母親の気持ちの変化と対処法について、症状の軽い状態から「うつ」の疑いの高い状態まで段階ごとに危険度を表示、家族が母親のSOSに気づくヒントになるよう、理解と協力を求めている。
一方、動画のタイトルは「ママから笑顔がきえるとき」。リーフレットの内容を約4分半にまとめた。