術後に再発「ほぼ2割」との調査結果も
早期の前立腺がんで摘出手術を受けた患者のうち、再発したのはほぼ2割――。2004年5月3日付の朝日新聞が、厚生労働省研究班の全国調査結果として報じた。少し前のデータだが、目安になるだろう。記事では、がんの指標とされる血中の前立腺特異抗原(PSA)の値が上昇しても、画像診断などでがんの再発や転移が確認されるまで8年ほどかかるとしている。
国立がんセンターがん情報サービスのサイトによると、PSA値が2回連続して0.2ng/mLを超えた場合に再発が疑われ、放射線治療やホルモン治療が検討される。放射線治療を始める場合は、PSA値が0.5ng/mL未満の際に勧められる。