「ゲオ」が4K50型テレビを4万9800円で発売 高性能なのに安く製造できるカラクリって何だ?!

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   複合メディアショップ「ゲオ」などを展開するゲオホールディングスは2017年11月30日、「高品質モデル」の4K対応50型液晶テレビを4万9800円(税別)で販売すると発表した。「カカクコム」で検索すると日本メーカー最安値の4K対応50型液晶テレビの値段は9万円台で、価格だけの比較ではその半額だ。

   4Kテレビの販売では今年6月にディスカウントストア「ドン・キホーテ」がオリジナルの50型を5万4800円(同)で発売し大騒ぎになった。その後も「ノジマ」などがプライベートブランドの4K大画面テレビを発表しているが、なぜ家電メーカーではないこうした企業が、「高品質モデル」のオリジナルテレビを製造し、しかも格安で販売できるようになったのだろうか。

  • 「ゲオ」が12月13日から発売する「GH-TV50A-BK」(4万9800円、税別)
    「ゲオ」が12月13日から発売する「GH-TV50A-BK」(4万9800円、税別)
  • 「ゲオ」が12月13日から発売する「GH-TV50A-BK」(4万9800円、税別)

「ドン・キホーテ」オリジナルの5万4800円がきっかけ

   17年は4K大型テレビに「革命」が起きた年になった。口火を切ったのが「ドン・キホーテ」。オリジナルで4K50型を発売したところ「国内有名メーカーのものと遜色がない」などと大評判となり1週間で3000台が完売した。家電量販店の「ノジマ」は11月から49型、55型をプライベートブランドで発売し、値段はそれぞれ5万3800円(同)、6万9800円(同)で、現在は完売。ディスカウントストア「MrMax」は11月30日からオリジナル49型4K対応液晶テレビの1,500台限定予約販売を開始した。

   そしてゲオホールディングスが30日、12月13日から全国の「ゲオ」ショップ約50店舗、「セカンドストリート」約300店舗で1700台を販売すると発表した。製造元はパソコン周辺機器を中心とした電子機器総合メーカーのグリーンハウスだ。ショップとしては「ゲオ」側の独占販売となり、グリーンハウスのオンラインショップでも購入することができる。仕様書を見ると4Kパネル(3820×2160ピクセル、60Hz)を搭載し、直下型LEDバックライトを備えるなど「高品質モデル」だ。それなのに、価格比較サイト「カカクコム」で検索すると国内メーカーの同様なタイプの最安値をさらに下回る約半額だ。どうしてこのような価格が実現できたのか、そしてパソコン周辺機器メーカーが家電に参入することになったのだろうか。J-CASTニュースは12月1日にグリーンハウスに取材した。

   グリーンハウスの担当者によれば、家電メーカーではない企業が4K対応の大型テレビを作るきっかけになったのは、国内大手家電メーカーがテレビのマザーボードの販売を開始したためなのだという。

姉妹サイト