日馬富士引退に貴乃花「何かの陰謀」 テリー伊藤「ターゲットは白鵬しかいない」

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   暴行問題の責任を取る形で引退した元横綱・日馬富士について、貴乃花親方が「辞める必要はなかった。何かの陰謀で、辞めなければならない状態に追い込まれた」と友人に話していたという。

   親方の言葉に、インターネット上では困惑が広がったが、テリー伊藤さんは「陰謀」のターゲットの名前をあげた。

  • 貴乃花親方(画像は貴乃花部屋の公式サイトから)
    貴乃花親方(画像は貴乃花部屋の公式サイトから)
  • 貴乃花親方(画像は貴乃花部屋の公式サイトから)

「何かの陰謀で、辞めなければならない状態に」

   貴乃花親方の言葉は、2017年12月1日放送の「ビビット」(TBS系)で友人男性が明かした。暴行問題が明るみに出て以来何度も親方とやり取りしているとし、11月30日の日本相撲協会理事会直後に電話した際、こんな話をしたという。

「日馬富士さんが引退されたことに関しては、辞める必要はなかっただろうということは言っていましたね。相撲で、真剣勝負で、土俵で戦ってもらいたかったと。親方は別に(日馬富士の)引退を望んでいるわけではないです。何かの陰謀で、辞めなければならない状態に追い込まれたんだなと」

   日馬富士は11月29日の朝に自ら引退届を協会に提出し、受理された。男性によると、貴乃花親方は「もし日馬富士を処分するのであったら、自分も処分があってもおかしくないのではないか。でも(30日の理事会では)何の処分も言い渡されることはなかった。自分も処分は当然だろう。それぐらいの覚悟」と話していたという。

   だが、暴行の被害届を鳥取県警に提出し、「取り下げるつもりはない」としていたのは貴乃花親方だ。九州場所千秋楽の26日、貴乃花部屋打ち上げの席でのあいさつでも、「誰が被害者で誰が加害者か、正当に裁きをしていただかなければいけないというのが、巡業部長の責任であります」と徹底的に争うような姿勢を示している。

「日馬富士引退は貴方の行動が引き金ですよ」

   そんな親方から日馬富士への同情的発言が飛び出したことに、「ビビット」ではテリー伊藤さんが「伊勢ヶ浜親方や日馬富士からすると、『だったら早めに話してほしかった』という思いがあると思う。結果的に、貴乃花親方が沈黙を守ったので、日馬富士が引退届を出した可能性もある」と不可解さを感じているようだった。ツイッターでも困惑の声が広がっている。

「日馬富士引退は貴方の行動が引き金ですよ、今更何を言っているのですか。」
「貴乃花のこの発言は信じられないな。もし本当なら頭おかしいぞ。貴ノ岩どーすんだよ!両親もいないし祖国では悪人扱いだぞ。悪いのは日馬富士だが最悪の方向に導いたのは貴乃花が原因やで」
「この発言を本当にしたのかわからないけど、引退しなくてよかったなんて今更言われて、日馬富士の引退を見届けたファンはその言葉をどう受け止めたらいいの。だったら引退届けの前に貴乃花親方がそう発信してくれていたらまた違った展開があったのでは...と思ってしまう」

   貴乃花親方はモンゴル力士らの振る舞いを快く思っていなかった。番組で友人男性も「親方としては、モンゴルの方たちが地方巡業の夜にいろんな盛んな遊びとか寄り合いとかが派手すぎたのを、本来は叱りたかった。そんな派手なことは相撲道を歩む者としてやるべきではないと」と述べている。

   親方のねらいは何なのか。番組でテリーさんは「もう1つ、『陰謀』ということは日馬富士がターゲットではなかったということ。考えられるのは白鵬しかいない」と推測した。

   白鵬をめぐっては、週刊ポスト3月24・31日号によると、かつてモンゴル国籍のまま一代年寄になろうとしていた意向に対し、貴乃花親方は「難儀なんじゃないでしょうか」と異論を示していたという。暴行問題についても、週刊文春12月7日号では、親方に近い関係者の話として「親方が真に解明を望んでいるのは、事件現場で白鵬が果たした役割でしょう」と報じているなど、因縁がある。

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