「こうやって新聞に出ることもその時は分からなかった」
日馬富士は、「起こしてしまったことの重大さをどう認識しているか?」との問いにも
「今回のことは、彼のためになると、僕は正しいことをしている気持ちが強すぎると、行きすぎることがあるんだなと思いました。本当に、それだけです」
と「反省」の弁。ここでも貴ノ岩への直接の謝罪はなかった。
暴行が10月25日深夜の酒席で起きたと報じられたのは、九州場所3日目の11月14日。日馬富士は前日の2日目まで出場している。この時の土俵上での心境を問われると、こう答えていた。
「普通に相撲に集中して頑張っていました。こうやって新聞に出ることもその時は分からなかったので。(10月)26日に彼が僕のところに謝りにきて、その時に、『叱ってくれる人がいることに感謝しろよ、気を付けて頑張れよ』と言って握手をして別れたわけですから。そのことがこんなに大きくなっているとは知りませんでした」
結局、最後まで貴ノ岩への明確な謝罪の言葉はなかった。ツイッター上では
「各方面の人たちに詫びてたけど、貴ノ岩には詫びてないね」
「貴ノ岩に対しての謝罪がなかったのは引退するのと同じくらい残念」
「会見見たけど、貴ノ岩への謝罪はなかった......よっぽど貴ノ岩の態度が悪かったのか......」
「ほんと国民全員にまで謝罪するのに何故貴ノ岩に謝罪しない そこは認めたくないんだろ」
といった声が続出している。