やきとり店の店主が妻の誕生日に休みますと貼り紙を出したことがツイッターで話題になり、「ほっこりしました」などと反響を呼んでいる。
この店は、東京都大田区内にある「平和島やきとり本舗」だ。京急本線・平和島駅から競艇場に向かう途中にある。
妻が「休みが欲しい」と言うので休業に
2017年11月26日の日曜日は営業日だったが、店にはシャッターが下りていた。そして、シャッターには、手書きで「お客様各位」と題したこんな貼り紙が掲げられた。
「家内に誕生日に何が欲しいか聞いた所 『休みが欲しいです。』と言うので 誠に勝手ながら 本日11/26(日)お休みさせて下さい。申し訳ございません」
やきとり本舗の店主と書かれた横には、本人と見られる似顔絵らしきものが描かれていた。
貼り紙の写真をアップしたツイートには、11月29日昼過ぎ現在で、5万件以上も「いいね」が付けられている。
「働き詰めだったのかなぁ」などと労働環境を心配する向きもあったが、粋な店主の行為だと讃える声が次々に寄せられている。
「優しい旦那さん」
「ええ話や」
「見ている方まで暖かい気持ちになりますね」
「こういうお店、応援したくなる」...
平和島やきとり本舗店主の鈴木康成さん(40)は29日、J-CASTニュースの取材に対し、今回初めて妻の誕生日に休業したと明かした。
ジャズの生演奏が聞けるレストランへ
「妻と2人だけで店をやっており、定休日の月曜日以外は、なかなか休めません。以前は、ケーキだけで妻の誕生日を祝っていましたが、今回は、ちょっとよいものを食べようと、いい店がないか探して夕食に行きました」
東京・品川にあるジャズの生演奏が聞けるおしゃれなレストランに2人で行って、妻の誕生日を祝った。妻は、「ありがとうございました」と店主に感謝して喜んでいたそうだ。
妻とは、10年前に結婚し、店をオープンしてから二人三脚で歩んできた。今回の休業で、日、月と連休になったが、旅行には行かなかった。18年以降は、タイミングが合えば、旅行にも行きたいと話している。