東レは2017年11月28日、子会社の「東レハイブリッドコード」(THC社)が、製品の検査データを改ざんしていたと発表した。
THC社は、2008年から2016年にかけて、衝撃に耐えタイヤの形を保つ補強材に使用される「タイヤコード」と呼ばれる繊維商品のデータを、実際は顧客と取り決めた規格から外れていたが規格内であるかのように改ざんしていた。
出荷先は国内のタイヤメーカー含む13社、データ書き換えは149件に上ると明らかにしている。
同日行われた記者会見で、東レの日覚昭広社長は「このたびは大変なご迷惑、ご心配をおかけし誠に申し訳ありませんでした」と頭を下げ謝罪した。