唾液をいっぱい出して、口の中をうるおしておこう
大谷院長「最大の防御はワクチンです。今ある予防接種は受けておいた方がいいです。次にインフルエンザの予防で重要なことの1つは、口の中を乾燥させないことです。口腔内が乾くと、ウイルスを体外に排出させる機能が弱まり、ウイルスが体の中に侵入しやすくなります。唾液をたくさん出すようにして、水分を小まめにとり、口の中をいつもうるおしておくことが大切です」
番組では、インフルエンザを防ぐ、ある対策を紹介した。東京都北区にある「東京ふれあい医療生活協同組合ふれあいセンター」で行なわれている「あいうべ体操」だ。ふれあいセンターは、高齢者の健康づくりを支援する場所。20~30人の高齢者が輪になって椅子に座り、理学療法士の一石健司さんの指導で、「発声練習」のように大きな声を出している。
参加者は「あ・あ・い・い・う・う」と口を大きく動かして発声した後、「べ~」と思いっ切りベロ(舌)を突き出す。だから「あいうべ」体操なのだ。口を大きく開けることと舌を出すことで、唾液の分泌が促進される。そればかりか、口呼吸をやめて鼻呼吸をするようになり、口の中が乾かなくなる。考案者は、福岡市のみらいクリニックの今井彰院長だ。
今井院長「口が乾いて唾液が出なくなると免疫力が低下します。口の中に水分がなくなると、細菌やウイルスをストレートに吸い込んでしまいます。あいうべ体操は、かぜやインフルエンザの予防に最適です」
一石さん「あいうべ体操をするようになってから、参加者の中でインフルエンザにかかった人はいません」
参加者の1人の88歳の女性もこう語った。
88歳の女性「かぜも全然ひかなくなりました」