ヘルシーオイルはどれが一番健康的か? 専門家がオススメ、4つの油の使い方

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【グッド!モーニング まとめるパネル】(テレビ朝日)2017年11月24日放送 ヘルシーオイルの選び方と使い方

   「亜麻仁(あまに)油」「エゴマ油」「落花生油」「クルミ油」「アボガド油」「アーモンド油」......。最近、病気予防や美肌効果をうたう「ヘルシーオイル」(食用油)が多く出回るようになった。「いったいどこが違うの?」「どう使えばいいの?」と迷う人が多い。

   番組では2人の専門家から話を聞き、国産と外国産、それぞれオススメのヘルシーオイルと使い方を紹介する。

   麻布大学の守口徹教授(食品生命科学)によると、食用油は次の2つに大きく分かれ、それぞれ特徴がある。

(1)飽和脂肪酸(動物性)=バター、牛脂、豚脂(ラード)など。体内で生成することができる。主にエネルギー源になるため、体に必要だが、摂りすぎると悪玉コレステロールを増やしてしまう。
(2)不飽和脂肪酸(植物性)=オリーブ油、亜麻仁油、菜種油、エゴマ油など。体内で生成することができない。主に細胞や組織を作る働きがあり、悪玉コレステロールを減らす効果がある。
守口教授「ヘルシーオイルというのは、(2)の不飽和脂肪酸のことを言います。こちらは体内で作ることができないため、不足がちになります。意識して積極的にとることが大事です」
  • 食用油はいろいろあるが…
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国産オイルでオススメは「亜麻仁油」と「米油」

   守口教授が国産のヘルシーオイルの中で、特に推奨するのが「亜麻仁油」だ。北海道で採れる亜麻という植物の種子を絞って抽出した。α-リノレン酸がたっぷり含まれている。α-リノレン酸は体の中で、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)に変わる。DHAとEPAは悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化を防ぐ効果がある。また、EPAは新しい細胞を作る働きを助けるため、美肌効果が期待できるという。

守口教授「ただし、α-リノレン酸は熱に弱いので、加熱する料理には使わず、ドレッシング代わりに振りかけたり、パンにつけて食べたりする摂り方がオススメです」
松尾由美子キャスター「私も毎日食べていますよ。みそ汁にふりかけています。無味無臭なので、何にも合います。コーヒーに入れて飲んでいる人もいますよ」

   もう1つ守口教授が勧めたのが「米油」だ。米ぬかから抽出した油だ。抗酸化力が非常に高いビタミンEをたっぷり含んでいるため、老化予防に効果があり、シワ・シミ・たるみの予防も期待できるという。また、米ぬかにだけ含まれているガンマ・オリザノールという成分が豊富だ。ガンマ・オリザノールは女性ホルモンに似た働きがあり、更年期障害の改善効果が期待できる。

   米油は熱に強いため、炒め物や揚げ物など、さまざまな料理に活用できる。

守口教授「サラダ油の代わりに米油を使って料理すると、健康にいいと思います」
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