「天皇誕生日のレセプション、あるいは外務省が賓客としてお招きする方々について」
井出氏は「オランド氏が来た時に、外務省が対応に苦慮した、困ったことがあったのか」と質問。これに河野氏は「申し訳ない。当時の経緯は存じ上げていない」とした上で、
「ただ今後、天皇誕生日のレセプション、あるいは外務省が賓客としてお招きする方々については、法律婚・事実婚、あるいは同性・異性にかかわらず、配偶者またはパートナーとして接遇をするように指示をしているところだ」
と答弁した。この指示は「竹下総務会長の話が出た時に口頭で」行ったとしている。
この後、安倍晋三首相が「ただいまのことは外務省の行事におけることについて、外務大臣が指示をしたということだ」と付け加えている。
外務省は例年、天皇誕生日に近接して、各国駐日大使などを招いてレセプションを開催している。一方、天皇誕生日に開かれる「宴会の儀」は宮内庁の行事となっている。河野氏のツイートは、この日の答弁はあくまで外務省のレセプションに関する対応について答えたということのようだ。
また、菅義偉官房長官は28日午後の会見で、同性パートナーを伴う外国賓客の宮中晩餐会における対応について問われ、「ここは天皇陛下が主催になるので、そうしたことも政府として個別具体的な事実関係を踏まえる中で、然るべき対応をしていくことになるだろう」と回答した。