昆虫や動物に「なってみる」ことがコンセプトの企画展の応援団に、ももいろクローバーZが就任し、2017年11月28日、展示会場の日本科学未来館(東京都江東区)で記者発表会が開かれた。
メンバー5人は、子ども向け番組「ぐーちょきぱーてぃー」内の名義「ももくろちゃんZ」として登場し、着ぐるみを着てダンゴムシとアリの立場を体験。ダンゴムシ役の百田夏菜子さん(23)は、アリ役から棒でつつかれ、「『えっ、なんで丸まっちゃうの』って思ってたけど、怖いからだったんだ」と、思わずダンゴムシに感情移入した様子だった。玉井詩織さん(22)は、スカンクのおならの臭いを体験できるコーナーが「一番衝撃」だったといい、嫌がる百田さんに「後々、絶対かがせようと思ってます」と話していた。
生き物を観察するだけでなく「なってみる」
未来館で11月29日に開幕するのは、企画展「MOVE 生きものになれる展 ~動く図鑑の世界にとびこもう!~」。動画付き図鑑「動く図鑑MOVE」(講談社)の世界観をモチーフに、生き物を単に観察するだけでなく、実際に「なってみる」ことで、その特徴を学べるようになっている。
メンバーは、ジャングルをテーマにしたエリアで、水の上を走る爬虫(はちゅう)類の「バシリスク」の生態をモチーフにした展示「バシリスクになって水の上を走れ!」や、自分が映った画面を前にダンスを踊って動物の求愛行動を学べる「ももくろちゃんZと!LOVEダンスゲーム」を体験した。ダンゴムシが丸くなって身を守る仕組みを学べる「鎧(よろい)をつけてダンゴムシになろう」のコーナーにちなんで、ステージ上ではダンゴムシとアリの着ぐるみも着用。ダンゴムシの着ぐるみを着た百田さんは、アリ役の佐々木彩夏さん(21)から棒でつつかれて丸くなり、
「小さいとき、ダンゴムシってつんつんってやると、すぐに丸まって『えっ、なんで丸まっちゃうの』って思ってたけど、『あ、怖いからだったんだ』って今日思いましたね」
としみじみ話した。