「黒いの」発言に安倍首相も真っ青か アフリカ、インド太平洋戦略の拠点なのに...

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

アフリカは「インド太平洋戦略」にも関係

   身内の政府・与党、特に安倍首相にとっても、歓迎しがたい発言だ。

   安倍首相は2014年1月、オマーン・コートジボワール・モザンビーク・エチオピアを歴訪した。日本の首相による本格的なアフリカ訪問としては8年ぶりとなるこの外遊で、首相は各国首脳と相次ぎ会談、「アフリカが真のパートナーとして選ぶべきは日本であること」(外務省)を訴え、「今後必要なら何度でもアフリカを訪ねたい」とまでアピールしている。実際に2016年8月にはケニアで開催された第6回アフリカ開発会議に出席、共同議長を務め、3年間で総額約300億ドル(約3兆円)規模の大型投資を表明した。

   背景には、近年アフリカへの進出を強める中国への牽制(けんせい)がある。2017年11月の日米首脳会談で取り上げられた「インド太平洋戦略」も、そもそもは上記のアフリカ開発会議で安倍首相が提唱した構想で、東はアジア、西はアフリカに及ぶ地域を結び、連携を強めることを目指している。首相は開発会議での演説を、こう締めくくった。

「未来は、明るい色彩に満ちています。激しくも心地よい、太鼓のビートが聞こえてくるようです。アフリカの友人たち、皆さま、これからも、未来の可能性を信じ、一緒に歩いてまいりましょう」(外務省ウェブサイトより)

   山本氏は地方創生相在任中の4月にも、「学芸員はがん」などと発言して批判を浴び、撤回して謝罪している。

1 2
姉妹サイト