頑固な便秘の陰に腸が動かない「停滞腸」 「もち麦」の活用と、おへそのツボで解決

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【あさイチ】(NHK)2017年11月21日放送
なぜ動かない!便秘女子を襲う「停滞腸」、もち麦が解決!

   女性のお悩みの中で一番多い「頑固な便秘」。その原因の1つとして最近注目されているのが「停滞腸」。本来は、常に動き続けているはずの腸が、ほとんど動かなくなってしまう症状だ。

   番組では、「停滞腸」を自分で改善できるお腹のマッサージ法と、食物繊維たっぷりで腸の働きを活発にしてくれる「もち麦」料理の基本を紹介した。

  • 炊き立てのもち麦。パワーの源は食物繊維
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腸が下水管のように真っ黒に、がんのリスクも

   番組の冒頭、ショッキングな映像を公開した。「停滞腸」の女性の腸内を内視鏡で写したもの。健康な人の腸と比べると、色は黒ずみ、まるで下水管のように壁が汚れ、デコボコにただれている。腸が真っ黒になるのは、便秘だからと強い下剤を使い続けた結果だ。また、デコボコになっているのは炎症を起こしているから。年間1万人以上の患者の腸を診ている「小林メディカルクリニック」の小林暁子院長はこう説明する。

小林院長「腸の機能が低下し、ひどい場合は自力で排便できなくなるため、下剤を使い続けるのです。慢性的な便秘で腸内環境が悪化し、腸管に水分がたまり、肩凝りや冷え性の原因にもなります。また、腸内でたまった便が腐敗して、有毒なガスが血液に乗って全身に回ります。ニキビ、肌荒れなどの肌トラブルやアレルギー、さらにがんのリスクも高めてしまいます」

   自分で停滞腸をチェックできる5つのポイントがある。5つのうち3つ以上該当すると、停滞腸の可能性があるという。

(1)朝食を食べない日がある。
(2)冷たい飲み物や食べ物が好き。
(3)いつもお腹が張っている。
(4)おへその周辺や腰が冷えている。
(5)腹筋が弱い。

   そこで小林院長が、9人の便秘の女性の腸内を調べてみると、停滞腸の人が7人もいた。残りの2人も停滞気味とのことだった。小林院長は、停滞腸を改善する3つの習慣とエクササイズを9人にアドバイスした。

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