ツイッターで人気のハッシュタグに、「#今の小学生は知らない」というものがある。その名の通り、「今の小学生は知らない」ような懐かしのテレビ番組や商品などを挙げ合って盛り上がるタグだ。2016年には日本のツイッターでよく使われたハッシュタグの第8位にランクインしたこともある(ツイッタージャパン調べ)。
2017年11月23日ごろからまたも話題が盛り上がり、リツイートなども合わせて24時間に4000件を超える投稿があった(Yahoo!リアルタイム検索より)。
「ヘキサゴン」も今の子どもには大昔
しかし挙げられている話題を見ると、「えっ、そんなにもう昔なの?」と驚く人も多そうだ。
たとえばテレビ番組なら、
「ハッチポッチステーション」
「今ふと思い出したワンナイ」
「矢島美容室覚えてる人いるのかなwww サビが一番印象に残ってるw 今から9年です」
「ヘキサゴンで歌ってた『羞恥心』覚えてる人おるかな?もう十年前になるのにサビのところ忘れられないww」
それぞれ、「ハッチポッチステーション」が1995年~2005年、「ワンナイR&R」が2000年~06年。「とんねるずのみなさんのおかげでした」発の音楽ユニット「矢島美容室」、「クイズ!ヘキサゴンII」発の「羞恥心」はそれぞれ2008年デビューだ。
高学年ならギリギリ記憶にあるかもしれないが、ほとんどの小学生は知らなくても不思議がない。ほかにも、「金曜ロードショー」オープニングの「映写機を回すおじさん」(1997年~2009年)あたりも、「今の小学生は知らない」だろう。
「私にとっては超最近」
こうした投稿の主は、上記の番組などが人気を博していた2000年代に子ども時代を送った、10代後半から20代のユーザーがほとんどと見られる。同世代のユーザーは「懐かしい!」と盛り上がっているが、それ以上の世代ともなると、
「#今の小学生は知らない のタグ、ほぼ全部が私にとっては超最近のことばっかりなんだけど...」
「ゲームボーイ世代の老害はとてもとても悲しい。 きっと、遥か昔の骨董品扱いなんだろうな」
「このタグって懐かしいみたいなことなのに、これやってたの最近じゃない!?って思ってしまった笑」
など、むしろジェネレーションギャップを感じてしまう人も少なくない。