「店の許可は得ていた」と釈明
こうした批判を受けて、チョコレートスニッカーズ側は22日昼、公式ツイッターで「当方の撮影により大変不快な思いをさせてしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
ただ、動画の撮影や注文内容については、事前に店側の許可を得ていたと釈明。そのほか、撮影後の後片づけもグループ側でやりたいと申し出たが、店側に断られたため、投稿写真のような状況のまま退店することになった、とも説明していた。
YouTuber側の釈明に対し、伊藤さんはツイッターで「隣の席のわたしたちが不快になるくらいの、ものすごい態度でしたけどね。あれはどんなお客さんが見ても、不快になると思います」と指摘。その上で、
「食べ物を無駄にしている事実は変わらないので、その企画自体どうなのかとも思う」
と改めて批判を送っている。
実際、現場はどのような状況だったのか。J-CASTニュースが11月24日夕、ツイッターを通じて伊藤さん本人に話を聞くと、「不快でした」と振り返りながら、次のように事態を説明した。
まず、伊藤さんが問題のサイゼリヤを訪れたのは21日の22時過ぎ。料理を大量に注文していた席には、件のYouTuberグループとそのスタッフ合わせて5人ほどがいた。彼らは別の席に勝手に座ったり、テーブルのソファに横たわって寝たり、その場で着替えたり――などの行動を取っていた。
そのほか、撮影の目的は不明だが、YouTuberグループはテーブルの上に食器皿を大量に積み重ねていた。そのため、店員から「お皿が足りないので片づけていいですか?」との声をかけられる場面もあったという。
伊藤さんによれば、グループの大量注文の影響か、ライスが売り切れになって注文できなくなったり、料理の提供に時間がかかったりと、他の来店客にも迷惑がかかっていたという。