天皇陛下の退位日程を協議する皇室会議にさきがけ、メディア各社は、統一地方選を考慮した「2019年4月30日退位、5月1日新天皇即位・改元」を有力な候補として報じている。
仮にこのスケジュールになれば、世間はゴールデンウィーク(GW)のど真ん中。元号変更で多忙になりそうな人々が嘆く一方で、連休が長くなるのではと喜ぶ人もいる。
「SEに休みはない」
ツイッターで目立つのは、改元によってシステム改修が予想されるIT業界について。いざという時に対応できるよう、システムエンジニア(SE)などは5月1日前後に出勤することになるのでは、との嘆きが多数投稿されている。
「再来年のGW、SEに休みはない」
「システム屋さんはGWが無くなっちゃうよ」
「ワイIT系、再来年のGW消滅が確定」
「そうか、再来年はGW連休取れないエンジニアが大発生するんだな」
一方で、「5月1日改元」に期待している人もいる。天皇陛下が「即位礼正殿の儀」を行った1990年11月12日は、この年だけの休日になった。これにならって、19年5月1日も休日になるのでは、と予想する声だ。なお「国民の祝日に関する法律」では、
「その前日及び翌日が『国民の祝日』である日(『国民の祝日』でない日に限る。)は、休日とする」
と定められており、もし5月1日が「国民の祝日」と同等の扱いになれば、昭和の日とはさまれる4月30日、憲法記念日とはさまれる5月2日も休みになり、土日を合わせて10連休になるのでは、との指摘も出ている。
「10連休が発生するかもしれないのか」
「祝日になるとすこぶるありがたいんだが」
「4月27日から5月6日まで10連休になってしまうかも?」