「死んでくれますか?って言われた」
「匿名でメッセージを送ることができる」というサービス自体は、これまでにも「ザ・インタビューズ」「Ask.fm(アスク)」などがあり、特別もの珍しいものではない。しかしSarahahは、ツイッターはもちろん、昨今のインスタグラムのブームとも相まって、若い世代のハートを上手くつかんだようだ。
利用者の多くは他愛のないコミュニケーションを楽しんでいるようだが、すべてがすべて明るい話というわけではないようだ。
というのも、ツイッター等を覗いてみると、
「sarahahで悪口言ってくる人ってなんなの?」
「ド下ネタ送ってくるねんけどまじでだれ」
「『うちの後輩に手を出したら殺す』って言われたw」
「Sarahahで死んでくれますか?って言われたので素直に死のうと思います~」
などと、悪口やセクハラ的な内容が届いたことを報告する投稿が少なくないのだ。既存の類似サービスにおいても同様の弊害が指摘されてきたが、楽しい使われ方の裏では、やはり同じような現象が起きているようだ。
中にはそうした状況を恐れ、「アンチとかいっぱい来そうで怖すぎ。絶対やらない」「始める勇気は俺にはないわ、匿名で批判し放題とか怖すぎ」と、手を出すのを躊躇する声も上がっている。