横綱、日馬富士の暴行問題に注目が集まる中、お笑いコンビ・アンガールズの山根良顕さん(41)が、後輩からツバをかけられた事があるが、殴ったりはしなかったと過去のエピソードを明かした。
山根さんはテレビの生放送で、一部出演者から「愛のむち(ある程度)肯定論」も出る中、「暴力で解決できることはない」と自論を展開した。
「指導する気も失せて...」
2017年11月22日放送の生トークバラエティ「バイキング」(フジテレビ系)は、冒頭から日馬富士問題を取り上げ、暴行をうけ怪我をした平幕の貴ノ岩について、先輩力士からの説教中にスマートフォンをいじったり、注意に対してギロッとにらんだりした、という報道を紹介した。司会の坂上忍さんは、「ギロッとにらんだ」エピソードについて「(先輩に対して)もっての他、みたいな...」という受け止め方もあるだろうとの見方を示した。
これに対し、お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼さんは、同様の状況で、かつ「平手ではたく」程度の場合、自分はにらんだ相手を叩きはしないが、自分がにらんで叩かれた場合なら「しょうがないかな」と、一定の理解を示した。歌手の美川憲一さんも、過去に自身もスタッフに「愛のむち」で平手で叩いたことがあるが、今ではいいスタッフに育っていると話した。
ここで意見を聞かれた、山根さんは「ぼくは(暴力は)ナシ」と答え、「暴力で解決できることはない」と、愛のむち論を否定した。過去には、酒を飲んだ後輩からつばをかけられたことがある、とも明かした。スタジオ陣からは「うそ!?」「後輩に??」と驚きの声があがったが、山根さんは「こういう奴は(芸能界から)いなくなるだろうな、と指導する気も失せて...」と、当時を振り返った。
坂上さんは、今では山根さんのように「ドライ」な考え方をする人が増えていると指摘し、愛のむち論で自分達は育てられたが、今は同じように後輩を育てようとするのは難しく、「とまどっている」と吐露していた。