任天堂の人気ゲーム「どうぶつの森」のスマホアプリ版が、2017年11月21日夕に配信された。配信直後は多くのユーザーによるアクセスが集中し、通信エラーが頻発する状態になるなど、大きな反響を呼んでいる。
しかし、シリーズのファンの一部からは、今作の内容に「違和感」を示す声も上がっている。これまでの作品に比べて、「プレイヤーの自由度が少なすぎるのではないか」。そんな不満気な感想が、ネット上に相次いで寄せられているのだ。
ダウンロードは無料も、課金要素あり
「どうぶつの森」は、2001年にNINTENDO 64向けソフトとして誕生。個性的などうぶつ達が住む架空の村を舞台に、プレイヤーがほのぼのとした「スローライフ」を送るという内容のシリーズだ。
これまで、メインシリーズは6タイトルが発売されており、なかでも12年11月発売の「とびだせ どうぶつの森」(Nintendo 3DS)は累計1100万本を超える大ヒットを記録。あまりの人気にソフトの生産が追い付かず、発売当初はパッケージ版の「品薄騒動」が起きたほどだった。
それだけに、今回のスマホ版タイトル「どうぶつの森 ポケットキャンプ」には、多くのファンが熱い注目を寄せていた。実際、17年11月21日の配信直後には、同ソフトの公式ツイッターが、
「現在、想定を超えるアクセスによるサーバーの通信トラブルが発生し、お客様がゲームを遊べない状態が続いております。ただいま復旧のための調査を進めております」
とアナウンスしたほどだ。
今回のスマホ版の舞台は、従来のシリーズとは異なるキャンプ場。どうぶつ達の依頼に応えたり、素材を集めて家具を作ったりして、にぎやかなキャンプ場を作るのが目的だ。
なお、ソフトのダウンロードは無料だが、ゲーム内には「リーフチケット」という課金アイテムが存在。このチケットを使うと、「家具」を作るための待ち時間を短縮したり、多くのアイテムを獲得できるイベントを起こせたりなど、ゲームを便利に進めることができる。