医療現場でウェアラブル端末人気 手を使わずに済むニーズは高い

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ネームプレート状の機器が3か国語を翻訳

   近年増加している外国人患者の対応にも、ウェアラブル端末の利用が想定されている。富士通研究所は2017年9月10日、手で触れずに操作可能な音声翻訳端末の開発を発表した。

   同研究所では2016年、据え置き型のタブレット音声翻訳端末を使い病院で実証実験を行った。病棟での看護の際など両手がふさがっている場面が多いことが判明し、「ハンズフリー」のニーズが高いと分かった。

   今回開発された機器は薄く四角い形状で、ネームプレートのように胸元に装着。クラウド上にある音声翻訳サーバーを通じて、患者や医師、看護師の言葉を訳す。対応する言語は日本語、英語、中国語で、11月から東大病院を含む全国の医療機関で実証実験を開始。2018年度中の実用化を目指すとしている。

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