セ新人王「記者投票」の結果に疑問噴出 「根拠を説明するべき」

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   プロ野球の最優秀新人賞(新人王)を選ぶ記者投票の結果が、インターネット上で物議を醸している。セ・リーグの有効投票数286のうち、阪神の大山悠輔(22)に49もの票が集まったのだ。

   今季のセ・リーグ新人王に輝いたのは、208票を集めた中日の京田陽太(22)。今季10勝を挙げ、京田と新人王を争うとみられていたDeNAの濱口遥大(22)は27票にとどまった。つまり、大山への投票が「多すぎるのではないか」などと、記者の判断に疑問を抱くファンが続出しているのだ。

  • プロ野球の記者投票に疑問の声(画像はイメージ)
    プロ野球の記者投票に疑問の声(画像はイメージ)
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2位に阪神・大山、DeNA濱口は3位

   2017年シーズンの表彰選手は2017年11月20日、日本野球機構(NPB)の公式サイトなどで発表された。MVPと新人王の選考は、5年以上の取材経験をもつプロ野球担当記者による投票で行われた。

   いまネット上で物議を醸しているのは、セ・リーグ新人王の記者投票の結果だ。286の有効投票の内訳は、次のような結果だった。

京田陽太(中日) ... 208
大山悠輔(阪神) ... 49
濱口遥大(DeNA)... 27
西川龍馬(広島) ... 1

   圧倒的な得票数で新人王に輝いたのは、球団新人最多記録を更新するシーズン149安打を放った中日の京田。主に1番打者として活躍し、今季は打率2割6分4厘、4本塁打、36打点、23盗塁の成績を残した。

   得票数2位はシーズン後半から阪神の4番を務めた大山。今季は打率2割3分7厘、7本塁打、38打点の成績だった。勝負強い打撃でインパクトの強い活躍を見せたが、出場は75試合で221打席だった(規定打席は443打席)。

   その次に票を集めたのは、DeNAの先発ローテーションの一角を担った濱口。左肩のけがで1か月ほど離脱したものの、123回と3分の2を投げて10勝6敗、防御率3.57の成績を残していた。離脱の影響もあり、規定投球回(143回)には19回と3分の1だけ足りなかった。

   なお得票数で「3位」だった濱口は、セ・リーグ連盟特別表彰の「新人特別賞」を受賞。一方、記者の得票数では上回った大山だが、新人特別賞には選ばれていない。

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