元AKB48メンバーで今はインドネシアでタレントとして活躍する仲川遥香さん(25)が、2年連続で「ツイッターで最も影響力がある人」ランキングの女性の部で7位にランクインした。
アジアから唯一のランクインで、ブリトニー・スピアーズさん(35)を上回る順位だ。ただ、仲川さんのフォロワー(読者)数は約140万なのに対して、仲川さん以外のベスト10入りした人のフォロワーは「数千万」単位。これだけ少ないフォロワー数で、どうやって他のビッグネームと肩を並べたのか。
広いコミュニティーとつながり(エンゲージメント)を作り出す能力
ランキングは英国に本拠地を置くマーケティング会社「ブランドウォッチ」社が2017年11月13日に発表。影響力を表す「インフルエンサースコア」の大きさで順位をつけた。1位はケイティ・ペリーさん(33)で、シャキーラさん(40)、ジェニファー・ロペスさん(48)が続いた。3人ともスコアは96で、僅差だったようだ。7位の仲川さんは95、8位のブリトニーさんは94だった。
ただ、フォロワー数をみると、仲川さん140万に対して、上位3人は1億600万、4900万、4400万。ブリトニーさんは5600万だ。文字通り「桁違い」だが、それでも仲川さんはランキングに食い込んだことになる。ブランドウォッチ社の発表では、仲川さんについて
「フォロワー数は、他のランクインした女性に比べると著しく少ないが、より広いコミュニティーとつながり(エンゲージメント)を作り出す能力があり、ランクインを果たした」
と説明している。フォロワー数が少なくても、仲川さんのツイートは他の人に比べてリツイート(拡散)、返信、「いいね!」がつくなどの「エンゲージメント」の割合が格段に高く、結果的にスコアも高くなった、ということのようだ。
インドネシアではレギュラー多数
仲川さんは06年、渡辺麻友さん(23)や柏木由紀さん(26)と同じ3期生としてAKB48に加入。12年にジャカルタを拠点にする姉妹グループのJKT48に移籍。この時期にツイッターを始め、自らの出演情報などをインドネシア語と日本語で発信してきた。2か国語で発信することで、幅広い層のファンが読み、反応している可能性もありそうだ。
仲川さんはランクインを受け、喜びの声を
「正直こんな私のTwitter世界の人なんて絶対見てないと思ったのですがこうやって選んで頂いて本当に嬉しいです。来年も一年頑張ろうという気持ちになります」
「私にとってTwitterは世界の人と繋がれる場所だと思ってます。もっと世界の人に見てもらえるように影響を与えられる人になれるように頑張ります」
と、涙を流す絵文字つきで投稿した。
仲川さんは16年末のJKT48卒業後も、インドネシアで多数のレギュラー番組やCMを抱えて活躍している。18年には、日本とインドネシアの国交樹立60周年を迎える。17年9月には60周年に向けた親善大使のひとりに選ばれ、着物姿の写真とともに
「インドネシア語と日本語両方できるのでそれを生かした活動ができたらいいなと思います!」
と意気込んでいた。