心肺蘇生を受けられない人が多い
性行為で心停止を起こす心配はあまりないと安心(?)したいところだが、問題も確認されている。
性行為中の心停止を証言している34人は全員がパートナーにその瞬間を目撃されていたにもかかわらず、心肺蘇生(CPR)をすぐに受けたのは3分の1だけで、残りは緊急通報を受けて救急隊員が到着するまで適切な処置を受けていなかったというのだ。
AHAと国際蘇生連絡協議会 (ILCOR)が発表しているCPRのガイドラインでは、心停止を確認した場合、すぐに胸骨圧迫を行うことが蘇生率を高める最も重要なポイントとされている。
アロ医師も「状況に関わらず、突然の心停止を起こした人に対してはCPRを速やかに行うことの重要性について周知する必要性がある」とコメントしていた。