「スマートスピーカーは世界を支配するつもりなの?」
対応するスマートデバイスがまだ少ないこともあり(特に、記者の暮らす古アパートでは)、現時点では「地味に便利」な「楽しいおもちゃ」の域を出ないのは事実だ。だが、将来はどうだろうか。
「OK Google、お風呂入れておいて」
「OK Google、ビールが足りない」
「OK Google、洗濯物取り込んで頂戴」
「OK Google、今日は仕事に行きたくないんだけど」
こんなムチャぶりをすると、『すみません、お役に立てそうにありません』『もっとがんばります』という答えが返ってくる(最後の質問だけは、病院を探すことを勧められた)。だが、そのうち全部『わかりました』と答えてくる日が来るのかもしれない。
そんなことを考えながら、「OK Google、スマートスピーカーは世界を支配するつもりなの?」と問いかけてみる。返事は、とても素っ気のないものだった。
『わかりません』