音楽再生はけっこう面倒くさい
と思っていたのだが、数日も経つとすっかり慣れた。
「......OK Google、おはよう」
『おはようございます、××××さん。今日の東京は曇り、最高気温18度、最低気温9度です。それでは、本日のニュースをお届けします』
朝、起床の挨拶をすると、一通り必要そうな情報を教えてくれた後、NHKラジオのニュースが流れ始める。適当なところで止めてテレビをつけ、「OK Google、テレビで×××の動画を流して」。するとChromecastを通じ、YouTubeの動画が再生される。
「OK Google、今何時ー?」、朝風呂を使いつつ、ドアを開けて尋ねると、『時刻は、午前9時3分です』。急がないとまた遅刻だ。服を着替えながら、「OK Google、今日は雨降るの?」『今日の東京は、雨の見込みはありません』。スマホが見つからなければ、「OK Google、スマホを探して」『音量を最大にして、着信音を鳴らします』。
「OK Google、行ってくるよ」
『行ってらっしゃい』
こうやって書き起こしてみると、傍から見たら機械と喋ってる寂しい独身男以外の何者でもない。ご近所さんに危ない奴だと思われてないだろうか。
とはいえ、実際便利だ。上にも挙げた時間、天気、今日のニュースなどはスマホでもわかるが、いちいち手に取らなくとも「OK Google」で済むのは、慌ただしい朝などには地味に助かる。時計、アラーム周りは特に使い勝手がいい。
一方、看板機能の音楽再生はあまり使っていない。確かにBGMやBGVとして音楽や動画を流す機会は増えたが、名前がうろ覚えだと、どうにも探しようがないのが困る。曲名は合っていても別の歌手だったり、バージョン違いだったりすると、「OK Google!」を連呼する羽目になる。