声優の鶴ひろみさんが「運転中に大動脈剥(解)離」のため2017年11月16日に死去した、と所属事務所が17日午後に公表した。57歳だった。17日午前から日本テレビなどが、鶴さんは16日夜、首都高速道路に停車した車内で発見され、搬送された病院で死亡が確認された、と報じていた。
鶴さんの訃報を受け、声優仲間やファンらが追悼のコメントを寄せている。
通夜や告別式は親族のみで
鶴さんは、アニメの「ドラゴンボール」(フジテレビ系)のブルマや、「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ系)のドキンちゃんの声で知られる。
日本テレビの17日朝の報道によると、東京・中央区の首都高都心環状線でハザードをつけたまま停車している車が見つかり、鶴さんが運転席で意識不明の状態で座っており、病院に運ばれたが、死亡が確認された。事故の形跡はなく、病死の可能性があるとみて調べを進めていた。
そして17日午後、鶴さんの所属事務所、青二プロダクションが、「(鶴さんは)11月16日19時半頃 運転中に大動脈剥離の為、永眠いたしました」と公表した。通夜や告別式は親族のみで執り行うとしている。
鶴さんの死去を受け、17日の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、「それいけ!アンパンマン」のばいきんまん役の中尾隆聖さんや、バタコさん役の佐久間レイさんら声優仲間の追悼コメントをボードで紹介し、アナウンサーが読み上げた。
中尾さんは「あまりにも急なことで、とてもショックを受けております。30年間も一緒にやらせていただいたドキンちゃん。こんなことになるなんて、言葉が見つかりません」とコメント。