オファーは「20社以上」
とはいえ、「こぐまのケーキ屋さん」はまだ公開が始まったばかり。実際、17日夕までに9話分しか公開されていない。いったい、どういう経緯で書籍化が決まったのだろうか。J-CASTニュースが、カメントツさんに聞いた。
17日昼の取材に応じたカメントツさんは「まだお話しできないことが多いのですが...」と前置きしつつも、第1話をアップしてすぐの段階から、複数の出版社からオファーを受けたと告白。その上で、
「これまで20社以上の出版社、メディアさんから、書籍化や連載のお話がありました。ほかにも、複数のおもちゃメーカーからグッズ化のオファーを頂きました」
とも明かした。また、本人のツイートによれば、そのほかにアニメ化の誘いもあったという。
このように大反響を呼んでいる「こぐまのケーキ屋さん」だが、カメントツさんは「もともとは、シリーズ化は考えていませんでした」と話す。その理由については、
「もともとは、友人を元気付けようと描いた作品でした。それをツイッターに投稿したところ、本当に沢山の方から『癒された』『元気を貰えた』とのリプライ(返信)がありまして。こうした反応を見て、続きを書こうと思いました」
と説明。また、本来は同世代の友人に向けて描いた漫画だったため、「幼いお子さんに楽しんで頂いているとの報告も多いのですが、これは本当に予想外で、嬉しい驚きです」とも振り返る。
なお、友人のため描いた漫画に多くの出版社などからオファーが届いた状況については、
「友人と自分がプライベートで作った目玉焼きに、大手の飲食チェーン店から『ウチで提供させてくれ!』とのオファーが届いたような、そんな信じられない気分です」
とポツリ。今後の活動について聞くと、「ルポ漫画は自分のライフワークのようになっているので、これからも続けますよ。『こぐま』と両立していけるよう、頑張っていきたい」と話していた。