ビートたけしさん(70)が、ジャニーズ事務所を退所して「転機」を迎えた元SMAPの稲垣吾郎さん(43)にエールを送った。
その内容は稲垣さんだけでなく、ファンの心にも響いたようで、反響を呼んでいる。
転機は「チャンス」
稲垣さんの冠番組「ゴロウ・デラックス」(TBS系)2017年11月16日放送回に、たけしさんは「小説家」として登場し、今年9月に刊行した自身初の恋愛小説『アナログ』(新潮社)についてトークを展開した。
番組終盤、稲垣さんから「僕転機を迎えてしまったんです。色々ございまして」とアドバイスを求められると、「幸福の科学行ったらどうかな?ダメ?」ととぼけてみせた後、「でも結局あらゆるものは転機っていうか」と真剣に語り始めた。
「転機って人類だったら死ぬことなんだけど、遺伝子残して、またできて、延々消滅と生まれ変わるのを繰り返すわけで。転機も同じだから、転機もいっぱいあったほうがいいと思うよ。亡くなったら転機がないんだから。転機が色々あるってことは生きていく、進化している証拠なんだから、ありがたいと思っちゃったほうがいいよ。チャンスっていうかね。また転機が来たっていいわけだから」
と「転機」について説いた。さらに、
「脱皮だと思ったらいいよね。蚕から繭になって蚕蛾になっていく。羽化するまでの、飛び立つまでの段階だと思えば。実に今、いいところに来ていると思ったほうがいいんじゃない」
と例え、エールを送った。
アドバイスを受け、「ありがとうございます。嬉しいなあ」と感謝する稲垣さんの目には光るものがあった。たけしさんは「成功したらお金貸して」と冗談を飛ばし、笑いを誘った。