小林氏は「勝利」宣言、文春は「詳報」予告
その後、小林氏は15日早朝のブログで、文藝春秋(東京都千代田区)が先日のブログ記事に「抗議」してきた、などと報告した。同社の顧問弁護士名義でのファクスが、山尾氏の事務所に届いたというのだ。
小林氏はブログに「週刊文春!ここまで腰抜けだったか!」と書き、ファクスの内容について、
「山尾氏を尾行していた××(伏せ字は編集部、原文では女性の名前)とニット帽の男の写真を載せたこと、そして追加文書を載せたことが、『肖像権』や『著作権』を『侵害する可能性があります』などとのたまっているのだ」
と説明した。ブログの末尾では、
「ゴロツキ並みの手法を使って、山尾・倉持の人権をとことん踏みにじったくせに、大恥かいたら法で守られたいというクソ野郎ども」
と同誌を痛烈に批判している。
なお週刊文春は15日夕、「山尾志桜里衆院議員が倉持弁護士と1泊2日の大阪出張」と題したウェブ版記事を配信。記事の詳細は翌16日発売の「週刊文春」(11月23日号)誌面で伝えるとしている。
しかし、小林氏はこの文春記事にもブログで反応。15日昼に更新したブログで、「週刊文春の記事を見た」として、「小林よしのりVS週刊文春の戦争は、わしの完全勝利である」と主張。その上でブログでは、
「タイトルが『山尾志桜里、1泊2日一緒に大阪出張』となっているが、これは大衆に誤解を与えることを狙ったものである。山尾氏と倉持氏は、別々に大阪に行って、別々に帰った。『一緒に』行ったわけではない!」
と反論している。
先の文春のウェブ版記事(15日)では、16日発売号で、「1泊2日の大阪出張の詳細に加え、倉持氏の義母へのインタビューなど、山尾・倉持両氏の新たな関係について詳報している」と予告している。