「競技場を満員にする多くの戦略」「韓国は安全」
だが、現実には米朝関係は予断を許さない情勢で、「有事」の際には平昌五輪にも影響しなかねない。そんな中で、USAトゥデイ紙は11月13日、大会組織委員会幹部のインタビューを掲載。同紙の
「地域に対する懸念が、外国人の五輪観戦の意欲に影響するかもしれない」
という指摘に対して、組織委側は反論を展開した。平昌がある江原道(カンウォンド)の宋錫斗(ソン・ソクトゥ)副知事は1998年のソウル五輪や2002年のサッカーW杯の例を挙げ、
「長年にわたって、韓国は安全な状況で国際大会を開催してきた」
「これまでに一度もイベントを中止したことはないし、韓国は安全だと常に信じている」
と主張。組織委員会の李会長も、
「毎日のようにチケットの売り上げは伸びている」
「11月末までに(チケット全体の)50~60%は売れるとみている。これは悪くない数字だ」
と強気な見通しを披露。14年に仁川で開かれたアジア大会を引き合いに、開幕前の2~3か月で、さらに売り上げが伸びるとの見方を示しながら、
「自信がある。競技場を満員にする多くの戦略がある」
と述べた。