間違いだらけの糖質制限ダイエット 「ご飯も適度に」「おかずはお腹いっぱい」

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トンカツ、マヨネーズがOKで、果物がダメな理由

   番組の深沢邦之リポーターは「これではお腹がすいて、もちません!」と悲鳴をあげた。

山田医師「その代わり、おかずとなる肉や魚、野菜には糖質がほとんどありませんからお腹いっぱい食べてもいいのです。ロカボの最大のポイントは、食欲で我慢しないことです。ロカボにはやせる以外にうれしい効果が2つあります。シミとかシワといった皮膚のトラブルは糖化反応、つまり高血糖が原因ですから肌が美しくなります。ほかのダイエット法では筋肉や骨も減り、老けて見えることがありますが、ロカボの場合は内臓脂肪から減っていくので、その心配がありません。また、メカニズムはよくわかっていませんが、睡眠の質がよくなることが研究でわかっています」

   では、具体的にベストなおかずとは何か。山田医師は深沢リポーターと大型スーパーの食品売り場を歩き、1つ1つアドバイスをした。惣菜コーナーに来るとトンカツがある。

深沢リポーター「さすがにトンカツはダメですよね」
山田医師「大丈夫です。アブラはありますが、糖質はありませんから。アブラは肥満の原因にならない、むしろアブラをとると、エネルギーを燃やす体質になるというのが、これまでの常識を覆す最新の研究です。ただし、トンカツにかけるソースが問題です。糖分が非常に多い。むしろ、糖分がほとんどないマヨネーズがオススメです」
深沢リポーター「ええっ! マヨネーズって太る元でしょう?」
山田医師「ほかの調味料では、ケチャップが糖質多めなので注意が必要です。むしろレモンの絞り汁や鶏がらスープを味付けに使うといいです」

   魚のコーナーでは、基本的に魚には糖分がないので、刺身や塩焼きなどほとんどがオススメだが、煮付けだけは要注意だ。みりんの中に100グラム中43.2グラムも糖質が含まれているからだ。みりんは脂肪肝を作りやすいため、ほかの料理にもなるべく使わない方がいいという。続いて来たのは野菜売り場。

山田医師「果物はヘルシーというイメージがありますが、糖質が非常に多いです。残念ながら、糖質制限ダイエットでは果物の量を減らすしかありません。ほとんどの野菜は低糖質なため問題はありませんが、ジャガイモやカボチャは例外。中でもサツマイモには29.7グラムも糖質があるので、最も注意が必要です」

   これから焼き芋のシーズンなのだが......。

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