無作為に選ばれた他人であれば、解除の確率は100万分の1
双子に限らず、ネット上で「Face ID」に関する検証は多い。たとえば、YouTuberのマックスむらいさんは7日に投稿した動画で、自分の顔を忠実に再現したリアルマスクで検証を行ったが、顔認証は出来ず、ロックは解除されなかった。
また、YouTuberのHIKAKINさんも12日に投稿した動画の中で、帽子やマスクをつけた状態や寝起きの状態では画面ロックが解除されず、「すごくいいんだけど、僕に向いてなかった」として、「iPhone 8」に再び機種を変更したことを明かしている。
一方、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんは11日に投稿したブログの中で、カツラをつけ、歌舞伎の化粧をした状態で「iPhone X」の顔認証をクリアしたことを報告している。
アップルは8日に公開した「先進の Face ID テクノロジーについて」の中で、
「無作為に選ばれた他人が『iPhone X』を見て、Face ID で本体のロックを解除できてしまう確率は、およそ 100 万分の 1 にすぎません」
としている。ただし、
「双子や似ている兄弟姉妹、または 13 歳未満の子供については顔の特徴も成長途上にあるため、統計的な確率が違ってきます。この点について懸念される場合は、パスコード認証をご利用になることをおすすめします」
とも述べている。