羽毛布団の下に毛布はNG
朝食に生野菜を食べるのは避けるべし。生野菜は水分が多く、体を冷やしてしまう。体温を上げるにはタンパク質を摂(と)るのが大事で、納豆ご飯なら血流改善も期待できる。
鍋料理を食べる際は、片栗粉でとろみをつけるとよい。ただのだし汁より保温性が高くなり、熱を持ったまま胃に入るので長く体を温める。カレー、キムチ、トウガラシは体を温める食材だが、辛すぎると汗をかいて逆に体が冷えるので、使いすぎないよう注意したい。
寒い日の上着に羽毛のダウンジャケットを選ぶ人も多いだろうが、インナーは薄着にした方が体温が上がる。
羽毛が暖かく感じるのは、体温で温まった羽毛が膨張して周りに暖かい空気の層ができるためだ。厚着すると、衣服の分だけ空気の層が薄くなり、暖かい空気がたまりにくくなる。
羽毛布団を使う際は、上に毛布をかけよう。体に毛布をかけてから羽毛布団を重ねると、体温が毛布に遮断されて暖かい空気の層が作れず保温性が落ちる。
効果的に体温を上げる運動が「上向きスキップ」だ。顔を上向きにし、ももを高く上げてスキップするだけ。ふくらはぎの筋肉はポンプの役割をしていて、動かすと血流がよくなり体温が上がる。さらに上を向くと気道が確保され、呼吸がゆっくり長くなりリラックスでき、血管が開いてより血流が改善する。1日10回、朝食前に行うのがオススメだ。