山尾議員に「だったら政治家は辞めた方が」 「公私のライン」論を八代弁護士が批判

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   弁護士の八代英輝氏が2017年11月13日放送の情報番組「ひるおび!」(TBS系)で、山尾志桜里・衆院議員の主張を詳しく紹介したことについて「気持ち悪くて」と嫌悪感を示した。

   山尾氏をめぐっては、不倫疑惑報道の相手・倉持麟太郎弁護士を政策顧問に起用するとしたことに続き、12日には地元・愛知7区の東郷町後援会長である野々山利博氏(78)が辞任を表明したと報道。連日メディアで取り上げられている。

  • 山尾志桜里衆院議員(2016年4月撮影)
    山尾志桜里衆院議員(2016年4月撮影)
  • 山尾志桜里衆院議員(2016年4月撮影)

「長々と主張を紹介したことが気持ち悪くて」

   野々山氏は高齢などを理由に以前から辞任を検討していたとされる。ただ、山尾氏が倉持氏を政策顧問に起用するのが明らかになってから1週間以内での辞任表明となったうえ、13日付のスポーツニッポンによると、野々山氏は倉持氏起用に消極的だった。そのためツイッターでは、山尾氏への「信用は失墜」したのだろうとの見方が広がっている。

   「ひるおび!」では野々山氏辞任についてのこうした情報を取り上げた。そこで神奈川新聞が7日に報じた山尾氏のインタビュー記事も振り返り、10月の衆院選に関して「葛藤があった。『公私にラインを引く』というスタイルが、どこまで社会的に認められるのか」といった山尾氏の主張が紹介された。

   この後に意見を求められた八代氏は

「私は、今の長々と山尾さんの主張を紹介したことが気持ち悪くて。こんなに丁寧に紹介しなくてもいいんじゃないかなとちょっと思いました」

とやや苦笑いしつつ発言。続いて真剣な表情で

「『公私のライン』を引かせていただくというのは、だったら政治家は辞められたほうがいいんじゃないかなと思うんです。政治家はプライベートを含め、全人格、投票のための情報は知る権利の対象になります。『プライベートに関してはお答えできません、見せません』というのであれば、政治家は務まらないのではないかと思います」

とバッサリ切り捨てた。

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