元「KAT-TUN」のメンバーでミュージシャンの田中聖さんが2017年11月10日、大みそかに音楽活動を再開するとブログで発表した。田中さんは5月に大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕、6月30日に不起訴処分となったが、活動を休止していた。
ツイッターでは、田中さんに続々とエールが届けられた。さらに、これらの声に対して田中さん自身も丁寧にひとつひとつリプライ(返信)を送る「神対応」ぶりを見せている。
「来年に向けて本格的に走り出します」
田中さんはブログで、12月31日に千葉県柏市のライブハウスで開催されるカウントダウンイベントに出演すると発表。「ここで復帰します。そして、来年に向けて本格的に走り出します。ありがたい事に、一緒にイベントを盛り上げてくれるバンドもいます。心から感謝しています」とつづった。復帰に向け、
「直接、皆さんに伝えたいことがあります。今の僕が出来ること、1からではなく、マイナスからのスタート。精一杯やります。たくさんのご来場お待ちしてます」
と呼びかけた。
同イベントで共演するバンド「ROOKiEZ is PUNK'D」は10日、ツイッターに「仲間の新たなる船出に駆けつける事が決定しました!!」と投稿。田中さんはこれに、自身のツイッターで「ホントにホントにありがとう 力をくれる仲間がいる事が幸せ」と感慨深げにリプライした。
また、会場のライブハウス「柏PALOOZA」店長のツイッターが10日に同イベントを告知すると、これにも「ホントにホントにこんな自分に歌う場所をくれてありがとうございます」と感謝のリプライをしていた。
田中さんはこうしたリプライを多くのファンにも送っていた。ブログ更新を伝えた10日20時ごろのツイートには、投稿直後から「絶対に行く」「めっちゃ応援してます!」「いっぱい楽しんでね」といった声が続々と届いたが、田中さんはこれらのエールに「待ってる」「ありがとう その言葉に救われます」「ここからスタート」と、11日3時ごろまで1人1人に返事をしていたのだ。その数はざっと数えただけでも600以上に及んだ。
不起訴も早期復帰を疑問視
一部のファンはこうした対応に気付き、「聖君、一人一人に返信してる ファンはずっと聖君の味方だから大丈夫だよ」といったツイートをしていた。
一方、田中さんは5月に大麻所持で逮捕歴がある。東京地検は6月30日に不起訴処分としたが、9月には所属していたバンド「INKT」を脱退しており、混乱が続いた。それだけにツイッターでは、早期復帰を疑問視する向きもある。