お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さんが、2017年12月に放送されるドラマ「黒い十人の秋山」(テレビ東京系)で主演を務める。
作中で秋山さんは1人で容疑者10人を演じる。テレビ東京によれば「おそらくは日本ドラマ史上初」という取り組みに、ネットでも好意的な声が広がっている。
男女・職種を問わず1人10役を演じる
本作は秋山さんが単独主演のミステリードラマ。嵐のなか、離島のホテルで起こる事件をめぐり、真犯人を探す謎解きサスペンスが繰り広げられる。
秋山さんは同ドラマ内で、オペラ歌手の冴島響一郎、秘書の戻川茜、画家のパトリック・ベイカー、建設会社社長の神取忠、美容整形外科医の財津隆也、サーファーの赤羽ヒデト、プロゴルファー犬塚聡子、モデルのリシエル、カートにたくさんのネコを入れて徘徊する謎の男の村田安夫、そしてトータル・ファッション・アドバイザーのYOKO FUCHIGAMIと、性別・年齢・職種などを問わず、10役をたった1人で演じる。ドラマのあらすじや他の共演者などは、未だ発表されていない。
秋山さんは、フリーマガジンの「honto+」でのコンテンツ「クリエイターズ・ファイル」で、様々な架空のクリエイターになりきり、インタビューを受けていることでも有名だ。リシエルやYOKO FUCHIGAMIは「クリエイターズ・ファイル」内にも出演している。
「クリエイターズ・ファイル」について、秋山さんは16年11月12日放送の「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)で語っている。もともと、フリーペーパーで好きなことをしてみないか、と言われ、普段舞台でコントをやっているが、扮装した状態できちんとした場所でインタビューに答えてみたい、と思って始めたものだとしている。秋山さんはお笑いネタのなかでも書道家や研究所の所長など、特定の人物になりきったコントが多いことで知られる。