イチロー、大谷、清宮ら「右投げ左打ち」選手 大リーグ研究では絶賛だが日本で危惧される理由

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元西武監督の東尾氏も「小さくまとまった選手ばかり」

   元西武監督の東尾修氏も週刊朝日連載コラム「ときどきビンボール」の「清宮も! 高校野球で増える『右投げ左打ち』に危惧」(2015年8月17日号)にこう書いている。

「私が西武監督になった20年も前から、プロ野球に『右の大砲』がいなくなった。『俊足好打の右投げ左打ち』は山ほどいるのに。今話題の清宮もそうだが、『左打者』を作る過程で、スケール感を失わないことを真剣に考えることが大事だ。右利きが左打席に立つと、利き腕の右手で押し込んで長打する部分がどうしても消えてしまう。少年野球の指導者が、単に出塁したいから、勝ちたいから、といった理由で小さくまとまった選手を増やしてしまう」
「私が、若年層の指導者と話をする時によく言うのは『犠打禁止にしたらどうだ』ということ。野手なら遠くへ飛ばす、投手なら速い球を投げるといった野球本来の喜びを知ってほしいからだ」
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