「お嬢様」モデルの斉藤アリスさん(29)が、1貫5000円の寿司を食べているとテレビのバラエティ番組で告白し、ネット上で話題になっている。
斉藤さんの実家は、400坪もある豪邸として知られる。日本テレビ系で2017年11月7日夜に放送された「踊る!さんま御殿!!」では、ズケズケ物を言う関西の女性と対決する上品なお嬢様という設定で出演していた。
食べたのは「大トロ」だと斉藤アリスが説明
番組トークでは、斉藤さんは、自らよく行く寿司店に関西の人と一緒に行ったときのことを話した。この店は、寿司を時価で出すため、最後の会計時にしか値段が分からないという。ネタが出てくるたびに関西の人が「これ1個なんぼなん?」と板前に値段を尋ねたと話すと、司会の明石家さんまさん(62)は、ポケットのお金の都合もあるから当然だと返した。続けて、斉藤さんは、関西の人が板前に聞いた後にこう叫んだとした。
「うわ~高い! 1貫5000円?」
斉藤さんは、この反応に不思議そうな顔をしたが、スタジオのゲストから「はあ?」「高いよお!」と驚く声が次々に上がった。そして、ゲストのお笑い芸人くわばたりえさん(41)が「何食べたの?」と聞くと、斉藤さんは、「大トロ」と答えた。
司会のさんまさんは、「ええところはそうやないか? 手に入らへんような部位をたぶん使ってあるんやろ」と推測した。
ネット掲示板では、1貫5000円の寿司がどのようなものかなどを巡って、様々な声が書き込まれている。
大阪の寿司店「青森・大間産や北海道産なら」
書き込みでは、過去にテレビで取り上げられた寿司店も挙げられており、J-CASTニュースは11月10日、そのうちの1つ、大阪市内にある「新明石鮓(しんあかしすし)」を取材した。
1貫5000円の寿司があるかについて、店長の菅本博夫さん(70)は、こう答えた。
「青森の大間産本マグロなら、1本500~1000万円はします。最高で1億円以上の値が付いたほどですし、その大トロなら1貫5000円することがあります。うちでも出していますよ。北海道産でも、そのぐらいの値が付くことがありますね。東京の築地から送ってもらいますので、関西では扱いはうちぐらいでしょうが、東京なら、銀座や赤坂などでも1貫5000円で出されているはずですよ」
この店でも、寿司の値段は書いていないという。「300万、500万と相場が変わるからですよ。値段を聞くのは失礼だと思って、お客さまからも聞かれませんね。おまかせでお出ししています」(菅本さん)
大間産でも、アゴ近くの部位「カマ先」は、ほとんど捨てていいところだけ取るため、1貫がなんと5万円になるそうだ。テレビで取り上げられたのもこの値段の大トロで、過去に著名人らが食べに来ているという。2018年の正月も、IT企業の経営者ら6人の予約が入っており、景気づけに1人3貫計90万円を現金払いする予定だそうだ。