今年大晦日の「NHK紅白歌合戦」に「出てほしくない歌手」で和田アキ子さん(67)がダントツの1位になった。2位にAKB48、3位に嵐が入り、ネット上では「民意が正しく反映されている結果だ!」などと納得する声が多かった。
ところが、である。昨年落選し40回目の出場を逃した和田さんへの同情からなのか、この結果を知り、普段は和田さんアンチだらけのネット上で「紅白に出すべき!」という声があがっているのだ。自分たちは偉そうにしている和田さんが嫌いなのであって、歌手としては一流なのだから、AKBや嵐よりは紅白に相応しい、という意見だ。
「ネットだけでなく一般層からこんなに嫌われている」
この調査は「週刊文春」(2017年11月16号)に掲載された紅白に「出てほしい」「出てほしくない」アンケートで、11歳から88歳までの約4500人が回答した。2位のAKB48の得票数891を遥かに上回る1879票で1位になったのが和田さんだった。3位の嵐(228票)を含め、上位陣に関しては「民意が正しく反映されている結果だ!」と、こうした結果に満足している人が多い。和田さんは女性歌手として最多タイの39回の出演があり、40回目を目指した昨年は落選した。ネット上ではずっとヒット曲が出ていないし、CDも売れていない和田さんが紅白に出るのはおかしい、という批判がずっとあったため、当然だと大盛り上がりになり、
「むしろ10年以上前から出さない方が良かっただろ 」
などといった感想が漏れた。ネット上にはアンチ和田さんが多く存在し、何か偏ったような発言があれば決まって「炎上」騒ぎになっていた。「出てほしくない歌手」1位を知り、掲示板には、
「ネットだけでなく一般層からこんなに嫌われているんだな」
「和田が出ると、うんざりする」
「和田はホントいらないよな。アッコにおまかせも終わらせたほうがいい」
などといったことが書き込まれたが、意外や意外、出場を願う声がそれなりに出ているのだ。
というのも和田さんは、17年6月18日放送のトーク番組「ボクらの時代」に出演した際に、悔しい時によく泣いているが落選した時には「大泣きをした」、と心情を語った。落選によって溜飲を下げたアンチの中には、こうした傷心の和田さんを知り、一部で同情が芽生えていた。
「ぶっちゃけAKBやジャニーズよりも和田アキ子の方がまだましだよな」
などといったことが掲示板に書き込まれた。