2016年に大ブームを巻き起こし、社会現象となった拡張現実(AR)モバイルゲーム「ポケモンGO」。サービスを開発したNiantic(本社・サンフランシスコ)は2017年11月8日(現地時間)、新たに「Harry Potter : Wizards Unite(邦題未定)」をリリースすることを発表した。
大ヒット小説・映画シリーズのゲーム化に世界中が喜びに沸くなか、早速ゲーム内容を予想する大喜利合戦が始まった。
「強力な敵に仲間たちと立ち向かう」
英作家のJ・K・ローリングさんによるファンタジー小説で、ダニエル・ラドクリフさん主演で実写映画化もされた超人気作「ハリー・ポッター」。
詳細はまだ明かされていないが、発表によると
「みなさんは呪文を学び、街を探索しながら伝説のビーストたちと戦い、強力な敵に仲間たちと立ち向かうことになります」
と物語の世界観を再現しているようだ。
ゲームはワーナー・ブラザースらとの共同開発で、「まったく新しい形で生命を吹き込むことを、心から楽しみにしています」とコメントしている。「ポケモンGO」や「イングレス」同様に、Niantic のプラットフォームを活用してGPS機能を用いることで、現実世界がゲームの舞台となる模様。
この知らせには世界中で喜びの声があがり、日本ではツイッター上でゲームの内容を予想する動きが広まっている。「#ハリポタGO」というハッシュタグも作られ、盛り上がりを見せている。
「スリザリンは嫌だ、スリザリンは嫌だ」
昨年大ブームとなった「ポケモンGO」と比較しての予想も多く、ゲーム画面と「ハリー・ポッター」の登場キャラクターをコラージュした画像も多数創作されている。
まず関心を集めているのが、「何」を捕まえるのか。「ポケモンGO」の場合はもちろんポケモンだったわけだが、登場キャラクターや魔法の呪文、物語に登場する架空スポーツ「クディッチ」のスニッチなど様々なアイディアが寄せられている。
「ポケモンGO」では、スマホ画面をスワイプしてモンスターボールを投げることでポケモンを捕まえることができることから、「ハリー・ポッター」ではスマホを杖のように振るのではないか、音声認識機能を用いて呪文を唱えるのではないか、といった予想がされている。
また「ポケモンGO」は、プレイヤーが3つのチームに分かれてバトルを繰り広げる内容だったことから、「ハリー・ポッター」では物語の世界に合わせて、4つの寮(グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリン)ごとに分かれるのではないか、との声もある。物語同様に組分け帽子がチームを振り分けるとしたら...と想像をめぐらせ、ハリーの「スリザリンは嫌だ、スリザリンは嫌だ」というセリフを今から唱える人までいる。
そのほかにも、画面上の地図を映画に登場する「忍びの地図」のデザインで再現してほしいといった希望もツイートされている。
早くも期待が高まる「Harry Potter : Wizards Unite」。詳報が待たれる。