KONISHIKIは故郷ハワイで手術
四谷メディカルキューブでは、減量手術の対象者を「肥満度の指標であるBMIが30以上で、肥満に起因する合併疾患を有する方」としている。BMIは、体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割った数値を指す。また手術は腹腔鏡下で行い、開腹手術のように大きな傷は残らない。
手術方法は数種類ある。複数の医療機関のサイトを見ると、胃を20~30ccの小袋に分けて小腸につなぐ、胃をバナナ状に細く切り取ってしまう、胃の上部にバンドを巻いて締め付け、大小2つの部分に分けてしまう、などだ。先述の「ページシックス」によると、マライアさんが受けたのは胃を細くする「スリーブ状胃切除手術」とされる。
かつて大相撲で大関・小錦として活躍し、現在はタレント・ハワイアン歌手のKONISHIKIさん(53)も、減量手術を受けたひとりだ。現役力士のころから200キロ台後半の圧倒的な体格とパワーで相手を圧倒した。1997年に引退しタレントに転身すると、体重はますます増えた。その弊害で体調を崩しがちとなり、故郷ハワイでの減量手術を決意。2010年5月13日付の「ヨミドクター」によると、2008年2月に「おなかの6か所に穴を開けて器具を入れ、胃を小さく切って小腸につなげる手術を受けた」。
KONISHIKIさんの公式サイトでは、体重は公表されていない。ブログに掲載されている最近の写真を見ると、一般の人と比べればまだ「ビッグサイズ」とはいえ、かつての姿と比較すれば一回り小さくなった印象だ。何より今も元気に音楽活動を続けていることから、減量手術は成功だったと言えそうだ。