メキシコサッカー1部のパチューカに所属するFW本田圭佑の4人抜きゴールが、元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナを彷彿とさせると注目を集めた。
日本代表への招集を見送られ、「不要論」も出ているが、新天地では好調を維持。その中でのスーパーゴールに、「本田が復活してワールドカップ日本代表に戻って来い!」と今度は「復帰論」が熱を帯びる。
「本田!マラドーナやん!」
2017年11月9日のメキシコ杯準々決勝・ティファナ戦で、2対0の前半42分、センターサークル内でパスカットした本田はドリブル開始。奪いに来る相手選手4人を次々にかわし、ペナルティエリアに進入して左足でゴールを決めた。試合は4対0で快勝。7月に加入した本田は公式戦通算6ゴール目となった。
4人抜きの場面に、1986年メキシコ・ワールドカップ(W杯)でのマラドーナの5人抜きゴールがフラッシュバックしたサポーターは多く、ツイッターには「本田!マラドーナやん!キャリアベストゴール!」「本田がマラドーナ化してる」「本田すげー!まるでマラドーナのような4人抜きゴール!」といった投稿が続出した。
「復活してワールドカップ日本代表に戻って来い」
本田は日本代表では、10月の親善試合、11月の欧州遠征と立て続けに招集されなかった。9月7日にはツイッターで「サッカーファンの皆さん、メディアの皆さん、『もう代表に必要ない』とか他にも厳しい声をありがとうございます」と自ら「不要論」に触れていた。
だが、本田不在で臨んだ10月のハイチとの親善試合、日本代表はまとまりを欠き、守備組織は崩壊。何とか3対3の引き分けに持ち込んだが、不安定さが浮き彫りになった。
その中での鮮烈ゴールに手のひらを返すように沸き起こったのが、長く代表の中心としてチームを支えてきた本田の復帰論だった。ツイッターには
「本田のこの強さ、代表に欲しい...」
「本田が復活してワールドカップ日本代表に戻って来い!」
「本田さん4人もドリブルで抜いてゴールしてるんだよ!ハリルさん!呼ぼうよ代表にさ!」
といった声も相次いでいる。