「たぶんアニメとか見るの好きだったと思います」
「週刊文春」は8日夕に、容疑者の問題写真と肉声動画を入手したと公式ツイッターで報告し、「週刊文春デジタル」最新動画の予告編を公開した。そこには容疑者に風俗店舗にスカウトされたという女性が出てきて、容疑者の趣味を聞かれると、
「たぶんアニメとか見るの好きだったと思います」
と語り、「ひぐらしのなく頃に」「School Days(スクールデイズ)」という具体的作品名をあげたのだ。山本議員への批判が過熱した背景の一つに、容疑者はアニメやゲームとは相いれないタイプだ、というものがあった。しかし、この2作品は猟奇的シーンがあることで知られ、過去の殺人事件の際に一部局で放送が休止となり、関係性を取り沙汰されたという経緯があるため、反論ができにくい状況となってしまった。掲示板には、
「山本一太の言うとおりだったな」
「謝罪する必要は無かったな。アニメが影響してたわやっぱ。被害者のJKの何人かはアニメや漫画で繋がってた可能性出てきたし」
「俺達、山本一太にごめんなさいしないとな」
などといったことが書き込まれ、「文春」は山本議員の発言の裏取りをした形だが、山本議員が謝罪をしたせいでスクープが霞んでしまわないか、などと心配する声もあがった。
ただし、この女性の証言は事実なのか、との疑いを持っている人も多い。それはアニメ好きの前に「たぶん」が付いているため曖昧であること。さらに、アニメが好きだとしても、この2作品の名前が真っ先にあがって来るのは不自然であり、
「あまりにも出来過ぎていないか?」
というのだ。いずれにせよ、
「犯罪者に影響を与えたアニメもあれば、偉人に影響を与えたアニメもあるだろう。いつも取り上げられるのが前者だけだからアニメが悪印象を被る」
といった意見もあり、アニメやゲームを色眼鏡で見ることはして欲しくないというファンの思いは変わっていない。