タワレコ「不正はございません」
はたして、今回の不正疑惑の真偽は――。タワーレコード広報室の担当者は8日のJ-CASTニュース編集部の取材に、「不正はございません」と断言。その上で、今回の抽選システムについて次のように説明した。
まず、CD購入者への配布時には、どの応募券が当たりかは決まっていなかった。当たり券は、応募期間の終了後に、複数のタワレコ渋谷店スタッフが、抽選箱に集まった応募券をランダムに抜き取る形で選んだという。そのため担当者は、
「スタッフによる不正防止のため、必ず複数人が立ち会った状況で厳正に抽選を行うように徹底していました。今回は、お客様からの指摘を受け、抽選キャンペーンにおける各段階に関わった全担当者にヒアリングを行い、その調査結果などから『不正はなかった』と判断いたしました」
と説明した。
ただ一方で、担当者は「そもそも今回の応募券配布は、連番ではなくランダムという形で行う予定でした」とも話す。だが、紙に印刷した応募券を裁断・シャッフルする行程で不手際があり、配布した応募券のうち一部だけを連番で渡す形になってしまったという。
そのため担当者は、「こちらの不手際により、皆様の誤解を招いてしまう結果となり、大変申し訳なく思っております」と謝罪。今後は「より透明性のある抽選システムの実現に向けて努力し、皆様に安心して参加して頂けるよう取り組みたい」としていた。