仕事を楽しめ!=「エンジョイハラスメント」? オードリー若林が提唱、共感広がる

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   『仕事は楽しむが勝ち!』『仕事とワタシを楽しむ本』『仕事は、最高に楽しい。』――世の中には、こんなタイトルの本があふれている。旧約聖書にも、こうある。「勤め働く者の心は豊かに満たされる」。

   仕事は楽しんでやるべきだ――そんな流れに、お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんが異を唱えた。こうした世間の風潮は、「エンジョイハラスメント」にほかならないというのだ。

  • オードリー若林さん(2015年撮影)
    オードリー若林さん(2015年撮影)
  • オードリー若林さん(2015年撮影)

テレビ番組「セブンルール」で提唱

   若林さんの発言が飛び出したのは、2017年11月7日放送の「セブンルール」(フジテレビ系)だ。

   各界で活躍する女性たちにフォーカスを当て、その生き方に取材するというこの番組で、7日はファッションブランド「H&M」のPRマネージャーを務める室井真希さんが取り上げられた。その中で室井さんが、自分が仕事をする上のルールとして挙げたものの一つが、やりがいを感じられるような華やかな仕事、楽しい仕事は、極力チームのメンバーに割り振り、自らは黒子に徹する、というものだった。

「朝起きた時に『会社に行きたくないな』って(メンバーに)絶対思わないでほしくって。やっぱりそれはどういうことかというと、楽しいことをしているのが一番だと思うんですが、花のある部分を私が絶対取っちゃいけないと思っていて。その部分はチームに残しておくってことに気を付けています」
「たぶん今みんな、すごく楽しいと思ってくれてると信じています」

   若林さんは、これら仕事の「楽しさ」をめぐる発言に引っかかったようだ。スタジオでのトークパートで、渋い顔で「朝起きて仕事楽しいな」的なものを求める風潮について、

「俺は『エンジョイハラスメント』と呼んでいるんです」

とバッサリ切った。

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