東村アキコさんの漫画『海月姫』(講談社)が、2018年1月からフジテレビの「月9」枠でドラマ化されることが発表された。NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」で主演を務めた女優の芳根京子さん(20)が主人公・月海を演じる。
その他キャストはまだ発表されていないが、物語のキーパーソンとなる女装が趣味の美男子・蔵之介を誰が演じるかに大きな注目が集まっている。
2014年には能年玲奈主演で映画化
同作は、男子禁制のアパート「天水館」に暮らすクラゲオタクの主人公・月海をめぐるラブコメディー。自らを「尼~ず」と称す筋金入りのオタク住民とともにオシャレや男性を必要としない人生を送ってきた月海だが、ある日、女装が趣味の美男子・蔵之介と大物政治家2世の童貞・修の兄弟と出会う。そんな折、天水館に売却の危機が迫り、尼~ずや兄弟と力を合わせて奮闘する――といったストーリーだ。
芳根さんは同日ブログを投稿し、
「まさかまさかでまだびっくりが止まらないのですが、やらせていただく以上、毎週月曜が楽しみになってもらえるように、皆さんに笑顔になってもらえるように、精一杯最高な作品をお届けします!」
と意気込みを語っている。
漫画『海月姫』は累計発行部数420万部超の人気コミックで、11月13日には最終巻となる17巻が発売される。2010年にはテレビアニメ化、2014年には能年玲奈(現:のん)さん主演で実写映画化された。興行収入としては目立った作品ではなかったものの、実写キャストの再現度が高いと好評を博した。
今回のドラマ化では誰がどのキャラクターを演じるのか今から注目を集めているが、特に関心が高いのは女装美男子・蔵之介。若手イケメン俳優のキャスティングが予想されるが、貴重な女装姿を何パターンも見られる機会とあり、大きな関心が寄せられている。映画では菅田将暉さんが演じ、原作者の東村さんもその女装姿を絶賛していた。